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2007年 07月 05日

DuendeⅡ

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Duende。。。
スペイン語で魔性、小妖精、小悪魔。。。
『憑き物がついた状態』という意味があり、
その鬼気迫る表現、孤独な自己の開放、
自然との一体化の瞬間に訪れる
恍惚週間をあらわす語。
ヴァイオリンニスト川井郁子さんと
バレエダンサー西島千博さんの共演
<Duende Ⅱ>
川井郁子さんの世界にどっぷり
浸かってきました。

=夕顔 As if in a dream
=サロメ Kiss to a red lip

こんなに美しい世界があるだなんて
観て良かった。。。
踊れるヴァイオリンンイスト川井郁子さん
ますます、好きです。。
主人も満足***



=夕顔
四枚の屏風
女官と家来の舞から始まります。
白い束帯装束の男君・・・西島千博さん登場です。
美しく、凛々しい姿と舞いはまさしく光源氏・光君。源氏物語の色気が香ります。
そこに、内掛けを着た大きな尼(古賀豊さんという男性が演じてらっしゃいます。)
源氏物語、いや<あさきゆめみし>の大好きな私は六条御息所だと直感しました。
君子の妃として高貴で誇り高き未亡人、六条御息所。
光君を愛するが為、激しさ、怒り、怨念の情が嫉妬となり光君を苦しめます。
この二人の舞は観ているこちらまで息苦しくなりそうな重々しさです。

夕顔=川井郁子さん登場です。
白い夕顔のように白い着物で登場です。
おすべらかしをイメージした髪型がやわらかさ増し、素敵です。
夕顔の花を所望した光君に花と和歌を添えた扇が届けられます。
和歌で二人は心を通わせ、二人は禁断の愛に陥るのです。
言葉はなくとも、ヴァイオリンと西島さんの舞で
源氏物語~夕顔~の章が伝わってくるのです。
川井さんはヴァイオリンを弾きながらも舞い、夕顔になっていくのがもう、美しすぎる。。。

そしてクライマックス。。
愛を確かめ合う月下の二人に
六条御息所のプライドの高さと嫉妬が生霊となり夕顔の君を苦しめます。
夕顔にとりついたもののけと光君は剣を抜いて戦います。
強すぎる生霊に心を鎮めるように語りかける夕顔の言葉も届かず
光君への永遠の愛を和歌に詠む途中、息絶えてしまいます。

ヴァイオリンが無ければバレエの舞台を見ているような世界でした。
時間の経つのが早い。。

=サロメ
私はサロメは全くわかりません。
ヨハン・シュトラウスの戯曲らしいですが。。。
妖艶な美しさを放つサロメに心奪われる王、ヘデロ。
投獄されている異質の預言者ヨナカーンに興味を持ち
ヨナカーンと接吻したいという欲望を持つサロメ。
ヨナカーンはそれを拒絶する。
珍しさと好奇心が次第に本気の恋に変わり女に目覚めたサロメは
王女の誇りと女の操を傷つけられたと思い込むほどヨナカーンの恋をしてしまった。
ヨナカーンに拒絶されるほど欲望を感じ、とうとう、ヘデロ王に
「ヨナカーンの首」を要求する。
サロメはただ欲しいという欲望を純粋に一筋に実行しただけで殺すなどという意図は
全く無いのだが、現実の次元では残酷に変貌する。

西島さんの見たことのないような肉体の美しさ。
川井さんの本当にヴァイオリンニスト?と疑いたくなるようなサロメの演技。
サロメはただただ私には美しく写りました。

曲はほぼ、川井さんのオリジナル曲
カーテンコールまで一切言葉は無く
これほどまでに素人の私を感動させる川井さんと西島さんのコラボ。

次回は是非、川井さんのコンサートに行ってみたい。。。
その前にDVDですわ。。
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by spice7t | 2007-07-05 22:35


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